【リハビリ退院前】日常生活の自立度を確認しよう

退院時期が決まる頃、在宅生活に向けて準備を行います。

・家に帰りたいけど心配
・介護をしたことがないので不安
・在宅生活を続けていけるか心配

在宅復帰は当事者・家族共に不安を抱く方がほとんどです。

日常生活の自立度は、在宅生活で必要とされる介助(お手伝いの度合い)です。

日常生活の自立度を知ることは、安心して退院することにつながります。

日常生活動作(ADL) の8項目

日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)は、主に8つを確認することがポイントです。

①食事
②整容
③入浴
④着替え
⑤トイレ
⑥移乗
⑦歩行
⑧階段

退院前に8つを確認していけると安心です。

ではどのような内容を確認すれば良いか?

各項目の内容を挙げていきます。

ADLの内容例

退院前に「何を確認したら良いかわからない…」という家族は意外に多いのではないでしょうか。

ADLの内容例をあげます。

①食事
水分のトロミは必要か、食べものは細かくした方が良いか、食事に介助は必要か、食器や箸・スプーン・フォークの配慮は必要か。
②整容
タオルは絞れるか、洗顔・整髪・髭そり・歯磨きに介助は必要か
③入浴
浴室内は移動できるか、背中は洗えるか、浴槽はまたげるか、浴槽から立ち上がれるか、椅子は何が良いか(座面の高さ、手置き)。
④着替え
ファスナーやボタン、長袖や半袖、トレーナーなど着脱しやすいものはどれか、シャツの袖通しなど介助は必要か、靴や靴下の着脱に介助は必要か。
⑤トイレ
失禁はあるか、ズボンの上げ下ろし・便座への立ち座りに介助が必要か、リハビリパンツ・パット交換など後始末はできるか。
⑥移乗
車椅子とベッドの乗り移りに介助は必要か、手すりの設置は必要か、どれくらい立つ・座るができるか。
⑦歩行
杖や歩行器・装具など補助具は必要か、介助が必要な場合どのようにしたら良いか(横から、後ろからなど)、どれくらいの時間・距離を歩けるか、どんな時に転ぶ危険があるか。
⑧階段
階段の昇降に介助は必要か、昇降しやすい手順(どちらの足から動かす等)はあるか、安全性の高い方法(後ろ向きで降りる、横向きで昇る等)の工夫が必要か。

8つの内容例を挙げました。

症状に合わせた介助や環境調整を行えると良いと考えます。

まとめ

在宅復帰に不安を抱く当事者・家族は多いかと思います。

退院前にADLの自立度を知ることで、必要となる介助やリハビリを想定できます。

しっかりと準備をして、安心して退院できるようにしましょう!

【十勝帯広 脳卒中後の整体】
MotorSense(モーターセンス)
代表 伊藤 広和
営業日時:17:40〜20:00(平日)/9:00〜20:00(土日祝)

【お問い合わせ】
☏:070−2432−6567
お問い合わせフォーム

【LINE公式アカウント】

友だち追加

あわせて読みたい