研修会「からだを痛めない身体介助のコツ」を実施しました

先日、とてっぽの丘るくる様にて、「身体介助のコツ」の介護スキル研修を行いました。

介護現場では、介助をするスタッフも腰痛に悩まされている方が多いです。

痛みを抱えた中での業務は辛く、ケアの質にも影響しかねません。

そこで、今回は身体介助のコツをみにつけ、介助者も痛みを予防することをテーマとしました。

介助者と被介助者の関係

介助者と被介助者がお互いに楽な身体介助は、両者の負担を最小限に抑え、効率的かつ安全なケアにつながります。

目指すのは、右上の「お互いに楽」であることです。

現実はどうでしょうか?

介助者の負担を軽減する

赤枠の「介助者が大変」であることが結構多いのではと思います。

介助者の負担を軽減することは、質の高いケアにつながります。

痛みがあっても、数日であればどうにかなるかもしれません。

しかし、痛みが長期にわたって続くと、身体にはさまざまな影響が生じることがあります。

・筋肉の変化(筋力の低下、筋肉の緊張):痛みを避けるために特定の筋肉を使わないことが続くと、その筋肉の衰えが起きる、または痛みに対する防御反応として、筋肉が緊張し続けることがあります。
・関節と骨の変化 (関節の固まり):特定の部位が動かないことで、関節が固まり、可動域が制限されることがあります。
・神経系の変化(慢性痛の感受性の増加):痛みが続くと、中枢神経系が変化し、痛みへの感受性が高まることがあります。
・心理的影響: 痛みの持続は不安やストレスを引き起こし、これがさらなる筋肉の緊張や痛みの増加につながることがあります。
・生活の質の低下: 痛みが日常の活動を制限すると、生活の質が低下することがあります。

このように、介助者が痛みのない状態を維持(予防)することは、ケアの質を保つためにも非常に重要です。

身体介助を行う際の7つのコツ

身体介助を行う際の7つのコツです。

今回は、実技の中で「3」「6」をスタッフさんと共有しました。

現場でよくあるケース【実技内容】

実際に行った実技はこちら。

ベッド上介助では、介助者が自分の体を適切に使い、被介助者を無理なく支える方法を学ぶこととしました。

立ち上がり動作は、被介助者の能力を最大限に活用し、無理なく自立を支援する、被介助者のニーズと能力に応じた介助レベルを提供することをポイントにしました。

職員が痛みなく身体介助するために

介助者と被介助者がお互いに楽な身体介助は、技術、コミュニケーション、共感、そしてプランに基づくものです。

適切な知識とトレーニングを通じて、このバランスを見つけることが、高品質な人間らしいケアの提供につながります。

身体介助のコツを覚えることは、介護の質を高め、職員の健康を守る鍵となります。

まとめ

今回は、「身体介助のコツ」の介護技術研修のお話でした。

介助者と被介助者がお互いに楽な身体介助は、両者の負担を最小限に抑え、効率的かつ安全なケアにつながります。

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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【デイサービスセンター とてっぽの丘るくる】

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電話番号:0155-25-4165(担当:藤田)

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