個別リハビリと自主トレーニングの効果
定期訪問している帯広市のケアタウンとてっぽの丘るくる様(以下るくる)の事例紹介です。
・「少しずつ良くなってきたね。」
・「また来週ね!」
最近は前向きな言葉が増え、毎週リハビリを続けている入所者様です。
ですが、約1年前は、
・「寝ている方が楽だからね。」
・「からだが痛いから動きたくない。」
と運動に消極的で休みがちでした。
「運動はそんなにやりたくない・・・」と感じている方もいるかと思います。
回復のペースやきっかけは、一人ひとり様々ですので、できることから少しずつで大丈夫です。
今回は、約1年間の変化をご紹介します!
平行棒内 立位評価【約1年前】
約1年前の立位評価になります。
当時は、歩くことはほとんどない状況でした。
そのため、立つことにも恐怖心がありました。
リハビリでは、安心安全に最高機能を評価することが大切です。
毎回のリハビリで、評価とアプローチを繰り返します。
・足裏の感覚の鈍さがある
・右足を振り出すのが大変
全体像を捉えつつ、ご本人とも潜在的な能力を共有していきます。
【介助】平行棒内歩行
右足関節の随意運動が難しいです。
そのため、歩くときに股関節を大きく屈曲し、体幹を左側に傾けることで振り出しを代償しています。
足部の動きを介助することで、楽に歩くことを経験してもらいます。
【見守り】平行棒内歩行
右足部は弾性包帯によって安定性を高めています。
見守りで歩くことは、「できるかな…」と不安もあります。
安全を確保し、納得してもらい挑戦していきます。
歩行後は、「一人で歩けた!」と本人の自信にもつながります。
この頃には、立つ・歩くことへの恐怖心は少なくなっていました。
施設スタッフと自主トレーニング
施設スタッフとの連携は大切です。
リハビリでできたことを共有し、自主トレーニングへつなげていきます。
動画は、立ち上がり・立位保持の練習をしています。
半年くらい前から、自主トレーニングを開始し、最近では習慣化しています。
歩行器歩行【最近】
最近の歩行風景です。
約1年かけて、一部介助での歩行器歩行が可能となりました。
次は、見守りで歩行器歩行ができることを目標共有し、リハビリを続けています。
まとめ
ケアタウンとてっぽの丘るくるでは、
・歩行補助具等の調整
・自主トレーニングの提案
によって、個別性に合わせた質の高いケアを追求しています。
リハビリ専門職と施設スタッフが連携し、いつまでも健康で楽しく生活できるようサポートしています。
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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【十勝帯広 脳卒中後の整体】
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