【事例】転倒を予防して歩こう!
定期訪問している帯広市のデイサービスとてっぽの丘るくる様(以下るくる)の事例紹介です。
普段は歩行自立されている利用者様です。
「転んだ時に顔をぶつけてしまった」
と過去に転倒歴のエピソードがありました。
いつまでも元気に生活するには、転倒予防は大切です!
はじめに、歩行観察を行いました。
歩行観察【動画】
歩行観察です。
と、歩行中の気になる点を教えてくれました。
このような、からだの変化を感じ、気付くことは大切です!
足の裏には多くの感覚受容器が存在し、身体のバランス制御に貢献します。
わずかな感覚の変化が、歩きにくさや転倒要因につながることもあります。
続いて、足部の動きを確認しました。
足部の随意運動【動画】
裸足での足部の動きです。
左右とも足関節の随意運動は良好です。
特徴は「動き始める前」足の力を抜いている状態の足趾です。
両側の足趾が床面に接地せず、特に右足趾の浮き上がりが強い傾向がある点です。
この場合、前方へバランスを崩した際に、足趾で地面をとらえることが不十分である可能性があります。
不整地など、足部のバランス制御を要求される場面で、前足部で踏ん張りきれなければ転倒につながる一因となります。
足部のアプローチ【動画】
転倒予防のための足部のアプローチです。
・足部内在筋の活性化(骨間筋・小趾外転筋)
・足底腱膜-母趾の協調性
3つをポイントにアプローチしました。
【変化点】足趾の接地面
アプローチ前は、特に右足趾の浮き上がりが強い傾向でした。
アプローチ後、両側足趾の床面への接地が可能となっています。
立ち上がり動作や歩行において、前足部の荷重コントロールは重要となります。
足趾が床面に接地できることは、疲れにくく効率的な動き、転倒の予防に大切です。
・「歩きやすい〜!」
と歩いている時の感覚の変化を教えてくれました。
バランスが安定すると、疲れにくく、周囲を見渡す余裕ができたり、歩いていても楽しくなりますね!
まとめ
るくるでは、
・リハビリ機器を使用した運動
によって一人ひとりの利用者様にあわせた運動を提案しています。
いつまでも元気に生活するには、転倒予防は大切です!
苦手なバランスを克服して、動きやすいからだを維持しましょう!
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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