【片麻痺・高齢者】バランスを良くして転倒を防ごう!

片麻痺者・高齢者にとって、転倒予防は永遠のテーマです。

・最近つまずきやすい
・転びそうになることが増えた
・転んでしまった

一度、転んでしまうと「また転んだらどうしよう…」と、心配になりますよね。

良いバランスを知ることは転倒予防につながります。

バランスを良くして転倒を防ぎましょう!

「良いバランス」を知りましょう

まずはバランスをチェックしてみましょう。
手順
①まっすぐ立つ
②足裏の重心をつま先↔踵にゆっくり動かす

 

前後の重心移動でどんな身体の反応になりましたか?

「お尻が出てへっぴり腰になりました」(上図の真ん中)
「ふらついて一歩足が出ました」(上図の右)

一番効率のよいバランスは、足首でバランスをとれている(上図の左)ことです。

「良いバランス」を知り、足首でバランスをとれることが理想的です!

足の裏と重心移動

立って足の裏の重心移動を移動してみましょう。

理想的なのは「図A」のように円錐のように身体を動かせることです。

つまり、足裏の前後左右に移動できることが大事です。

バランスを崩してふらついたときも、一歩足を出せれば転ぶことはないですよね。

転ぶときはどんなとき?

では、転ぶときはどんなときなのでしょう?

一歩足が間に合わないときに転んでしまいます!

踵の重心移動→へっぴり腰になる
つま先の重心移動→腰が反り返る

このようなバランスの方は、早めにトレーニングができると良いかもしれません。

上記は腰が大きく揺れ、股関節でバランスをとっている状況です。

股関節でのバランス保持が難しくなると、一歩踏み出し転ばないように対応します。

一歩が間に合わなくなると、バランスを崩し、転んでしまいます。

効率の良いバランスは足首でバランスがとれることが大事です!

足裏のどこでも支えられること

重心移動は足裏のどこでも支えられることが大事です。

自分の足裏をチェック!

・胼胝(たこ)はないか
・変形はないか
・傷はないか
・痛みはないか
・清潔か

足裏でも支えやすいところ、支えにくいところがあるかもしれません。

足裏をチェックして支えにくいところを知っておくと良いかと思います。

まとめ

本日は、【片麻痺・高齢者】バランスを良くして転倒を防ごう!というテーマで書きました。

転倒していいことは何もありません。

バランスを良くして転倒を防ぎ、いつまでも動ける身体を維持しましょう!

 

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

References

1.Anne Shumway-Cook, Marjorie H. Woollacott,  Motor Control: Translating Research Into Clinical Practice,Lippincott Williams & Wilkins, 2007-p166

2.Fay B Horak.Postural orientation and equilibrium: what do we need to know about neural control of balance to prevent falls?.Age Ageing.2006

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