【立脚期と遊脚期】蹴り出しに大切な神経筋制御

歩行の蹴り出しは、歩幅を長くし、歩行速度を上げるのに重要です。

足を前方に強く蹴り出すことによって、身体が前に進む力が発生し、歩くために必要なエネルギーを節約することができます。

①「蹴り出す力が弱い」
②「足首が硬く蹴り出せない」
③ 「足先が引っかかる」

①②は立脚期、③は遊脚期の問題となります。

蹴り出しの適切な筋活動(タイミング・強さ)の調整には、神経筋制御の理解が大切です。

【立脚期と遊脚期】歩行におけるゴルシ腱器官の役割

ゴルジ腱器官(GTO)は、筋肉と腱の接合部に存在する受容器の一つで、筋肉の緊張度合い(筋肉の張り)を感知することが主な役割です。

【歩行における特徴】
・立脚期ー促進
・遊脚期ー抑制

GTOが筋肉の緊張度合いを感知すると、その刺激が中枢神経系に伝わり、介在ニューロンは筋収縮の調整に貢献します。

では、蹴り出しの調整に大切な介在ニューロンについて確認します。

介在ニューロンの柔軟性

介在ニューロンによる柔軟性は大切です。

介在ニューロンは、神経シナプスを介して、前後の神経細胞との情報伝達を促進・抑制します。

【蹴り出しと膝関節】
底屈が過剰ー反張膝
底屈が弱いー膝折れ

蹴り出しの神経筋制御の非効率性は、膝関節にも影響を与えます。

介在ニューロンは、歩行の効率性を高める重要な役割を果たしています。

介在ニューロンの作用

介在ニューロンは、興奮・抑制を調整し、感覚入力や運動出力の調節をしています。

この作用は、筋肉と腱の連動性を持たせ、適切な歩行や走行を可能にする上で非常に重要な役割を担っています。

足部外在筋の構成

蹴り出しに関係する足部外在筋の構成です。

基礎的ですが、解剖学の知識は大切です。

【片麻痺者の臨床的な特徴】
・筋腱移行部の位置が低い
・内外側頭のマルアライメント
・前脛骨筋の過活動

これらにより、抗重力活動が制限されていることをよく経験します。

アキレス腱と足底腱膜のつながり

アキレス腱と足底腱膜のつながりもポイントです。

例えば、アキレス腱の硬さは足底部の可動制限を引き起こすことがあります。

・下腿三頭筋のリアライメント
・内外側頭の活性化
・筋腱移行部の伸張

下腿筋と足底腱膜の関係性を評価しながらアプローチすることが大切と考えます。

まとめ

立脚期と遊脚期の切り替えは効率的な歩行に大切です。

蹴り出しに大切な神経筋制御の理解は重要と考えます。

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

References

1.Laurie Lundy-Ekman.Neuroscience – E-Book: Fundamentals for Rehabilitation. Elsevier Health Sciences, 2017.pp250

2.Per Brodal.The Central Nervous System. Oxford University Press, USA, 2010

3.Patrick O McKeon et al.The foot core system: a new paradigm for understanding intrinsic foot muscle function.Br J Sports Med. 2015

 

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