バランストレーニングのリハビリ効果
定期訪問している帯広市のデイサービスとてっぽの丘るくる様(以下るくる)の事例紹介です。
・「先週、家の中で転んだ」
・「たくさんやりたいことがある」
運動意欲が高く、日常生活はとても活動的な方です。
痛みや転倒を防ぐことは、長期的な健康維持のために重要となります。
・転倒予防
この2つは本人さま・家族さま共通の目標であります。
動きの特徴を評価し、バランストレーニングにより動きの質を高めるアプローチを進めました。
はじめに歩行観察です。
歩行観察 両手杖歩行
はじめに、10m歩行テストを評価しました。
このテストは、10mをできる限り速く歩き、歩数・時間を計測します。
結果は、歩行速度の改善や機能の回復をモニタリングするのに役立ちます。
リハビリ前は32歩/19.03秒でした。
【両手杖歩行の特徴】転倒リスクを考える
どのように転んだか具体的に聴取することは大切です。
・「右側に転んだ」
小さな段差で転んでしまったとのことです。
・右下肢の支持バランス↓
・右側方~後方の転倒リスク↑
歩行評価から考えられる転倒リスクです。
次に、個別の予防策や運動プログラムを提案するため身体評価に進みます。
リハビリ専門職による個別評価
・可動性
・筋肉の働き
・痛み
個別評価を進めます。
立った姿勢で右股関節の内転筋に痛みがありました。
動きの中で、股関節を伸ばす筋肉が働いているときは痛みはありません。
寝た姿勢では可動性に問題はなく、痛みはありません。
特徴は、立つ・歩くのときバランスが不良になると股関節の内側に痛みが出ていました。
リハビリ機器を使用したバランストレーニング
次に、リハビリ機器を使用したバランストレーニングをしています。
るくるでは、道東初導入のリハビリ機器(スペースワンダー:株式会社テクノブレイン社製)を使用しています。
・ゴムの張力による免荷
・吊り輪による上肢運動サポート
3つの特徴により、転倒の心配がなく安心してダイナミックなバランストレーニングを行うことができます。
施設スタッフのサポートにより楽しく安全にできる運動を提案しています。
歩行観察 両手杖歩行②
リハビリ後の10m歩行テストの結果です。
・リハビリ後 31歩/18.45秒
歩幅は広がり、早く歩けるようになってます。
「痛みなく楽に動けるようになったよ!」とポジティブな発言もきかれました。
今後は、運動効果を持続させ、ポジティブな変化を積み上げていくことが大切と考えます。
まとめ
るくるでは、
・リハビリ機器を使用した運動
によって一人ひとりの利用者様にあわせた運動を提案しています。
大切な健康のために、我慢は不要です!
一人一人の動きの特徴にあわせて、痛みのない転ばない身体づくりをしていきましょう!
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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【十勝帯広 脳卒中後の整体】
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